「合成カンナビノイド」ってどうやって作られるの?

カンナビノイド

大麻が違法である日本では、ハイになる成分となる THC は使用できません。

しかし、同じような体感が得られる他のカンナビノイド、THCH や HHCH などは現在のところ合法となっております。

こういったカンナビノイドは、本質的に天然のカンナビノイドとして存在しますが、植物からはわずか1%以下と言ったごく少量しか採れません。

そのため、研究または消費目的で合成されている場合があります。 自然界にすでに存在するカンナビノイドを合成するのは、比較的簡単です。

合成カンナビノイドは THC より何倍も強力であるため、大量に摂取してしまうと、気分が悪くなったり、頭痛がしたり、嘔吐などの症状が起こってしまいます。

では合成大麻はどのように作られるのでしょうか?

合成カンナビノイドは通常、中国から海外へ輸送され、耐候性の高いアルコールやアセトンといった溶媒を使用して作られるメーカーへ出荷されます。この過程は基本的に逆抽出と呼ばれます。合成された分子は溶媒に溶け、その後、植物のようなホストになる材料に浸したり噴霧したりすることで、その材料に取り込まれます。

製造プロセスでは多くの不具合が発生する可能性があります。 溶液の混合が不十分であったり、スプレー作業が不均一であったりすると、バッチ内に化学的な「ホットスポット」、つまり危険な影響を及ぼしやすい領域が生じる可能性があります。


合成カンナビノイドは、まだ比較的新しい存在であり、規制や法的な枠組みが未整備なため、グレーゾーンな状況が多く存在しています。

規制システムがなければ、製品がどのように作られたのか、どのような成分が配合されているのか、各バッチがどのような効能を示しているのかは誰にも推測できません。

しかし、大麻が違法な国では代替品として流通しています。

合成カンナビノイドに関する科学的な研究は進行中です。現時点ではその安全性と有効性についてはまだ不確定要素が多いのが現状です。